「大手＝安定」は本当？
自分に合う優良企業の見極め方

「親が知っている会社だから」「CMで見たことがあるから」...そんな理由で志望企業を決めていませんか？知名度が低くても、業界シェアNo.1や高待遇の「隠れ優良企業」は山ほどあります。後悔しない企業選びの視点を養いましょう。

BtoB企業の「世界シェア」に注目

学生に馴染みのあるBtoC（消費者向け）企業は、競争倍率が非常に高いです。一方で、BtoB（法人向け）企業には、特定のニッチな分野で世界シェアトップを誇る企業が多数存在します。
これらの企業は、景気に左右されにくく、利益率が高い傾向にあり、実は大手BtoC企業よりも年収が高いケースも珍しくありません。

「自己資本比率」と「離職率」を見る

企業の安定性を測る指標として「自己資本比率」があります。一般的に40%以上あれば倒産しにくいと言われています。
また、「3年後離職率」も重要です。新卒が3年以内に辞める割合が低い（平均は3割程度）企業は、教育制度が整っていたり、働きやすい環境である可能性が高いです。

「福利厚生」の中身を確認する

基本給だけでなく、住宅手当、家族手当、資格取得支援などの「福利厚生」もしっかりチェックしましょう。
特に首都圏での一人暮らしを考えている地方学生にとっては、家賃補助の有無は生活レベルに直結する重要な要素です。募集要項の隅々まで目を通す癖をつけましょう。